冬のぼざろ二次創作オススメ祭り

ぼざろアニメに脳を焼かれて早1年、皆様いかがお過ごしでしょうか? 私は相変わらずぼざろに脳を焼かれています。もう戻らないかもしれんね。

さて、今年最初の記事となります。
そこで今回は、私が好きなぼざろ二次創作のオススメをしていこうと思っています。物語がある作品という軸なので、漫画と小説のみです。

部門としては、原作キャラのみ出てくる『原作延伸部門』とオリ主を軸に回る『オリ主部門』の2つです。また、出版物への導線がありますがWeb上で完結する
後者については特に人を選ぶと思いますので、気にされる方は原作延伸部門だけ見ていただければ。

原作延伸部門

原作延伸部門とは、いわゆる『原作のIF』を描くお話です。主要キャラにオリジナルが登場せず、原作キャラのみで構成され『あのキャラがこうだったら、あのキャラとあのキャラの関係性がこうなっていたら』という部分を楽しむ二次創作です。pixivでよく見られるイメージです。

クズバンドマンぼっち(漫画)

こちらはまとめ本が冬コミで頒布されましたね。著者が大量に刷ってくださったおかげで、15時入場組の私でも入手できてありがたい限りでした。このためだけに行ったので良かったです。

さて、この作品についてはタイトル通り、結束バンドの解散によって酒クズヤニカスパチカスになってしまったぼっちちゃんが、ファン2号さんと同棲して独りギタリストとして生きているお話。内容としてはしんどめですが救いはあるのか? それは貴方の目でご確認ください。

ひとりちゃんがちっちゃくなっちゃった!?(漫画)

ぼ喜多。ぼっちちゃんが小さくなります。
もうそれ以上は読んで確かめるしかないね……!

失恋かと思ったら失恋じゃなかったぼ虹(漫画)

ぼ虹。失恋したと勘違いした虹夏ちゃんが髪をバッサリと切るお話。
辛そうな虹夏ちゃんのカットインはNiceですね……。

虹夏ちゃんに甘えてほしいだけ(漫画)

店長さんから虹夏ちゃんを甘えさせてほしいと頼まれたぼっちちゃんのお話。
虹夏ちゃんの心の動きやぼっちちゃんの行動など、随所に納得感が高いです。

そこは失敗だらけの虹夏ヒストリーだよ(小説)

ハーメルンはオリ主ばかりだというイメージでしたが、原作延伸部門でもオススメがいくつかあります。

この作品はいわゆるタイムリープものです。何度も結束バンドを結成しようとして失敗し続ける虹夏ちゃんが擦り減り、その様に周囲が曇っていくのが見どころ。

ギターヒーロー二代目(小説)

この作品は、ギターヒーローこと後藤ひとりが原作より早く生まれてしまいます。そして、彼女の事故死をキッカケにギターにのめり込んでしまった後藤ふたりが結束バンドに出会い、そこからのお話です。

この世界のギターヒーローは色々な人に爪痕を残し、帰らぬ人となっています。彼女らの深い後悔が描かれ、作品全体の雰囲気は重め。
ギターヒーローの残響の中で、彼女らはギターをベースを掻き鳴らし、ドラムを強く打ち鳴らすのです。

まさか喫茶店に負けるなんて(小説)

打って変わってこちらはかなり明るいお話。
ある喫茶店の罠にハマり、悪戦苦闘するぼっちちゃんと山田のお話です。終始男子中高生みたいな二人の雰囲気がとても良いですね。

こんな日々を愛せるのは(小説)

虹夏ちゃんとリョウさんの夏の日陰での一幕。
こちらは若干のCP要素ありなので読む際には注意ですが、原作のような空気感で描かれるお話は必見です。

オリ主部門

オリ主部門は、その名の通りオリジナル主人公が主軸となる二次創作の部門です。この部門は必然的に異分子が入り込むので、いかに原作と上手く乖離するかというところが見どころになるのかな、と個人的に思っています。ハーメルンでよく見られるイメージです。

この辺り、好みが分かれるところではあるので「原作延伸もの大好き!!!!!!」という方は上のオススメ作品を読んでいただければ幸いです。

喜多ちゃんが知らない音楽(小説)

この作品の主人公は、ぼざろをアルバムでしか知らない音楽オタク転生者です。
私個人は転生モノというのが苦手な傾向にあるのですが、この作品は基本的に原作に近寄りたくない主人公が少し欲を出してしまったがために原作キャラとの関係性に巻き込まれるので、私は好きな部類でした。

物語のスタート地点は中学2年の頃ということで、学校設定などオリジナルが多量に出てきます。
喜多ちゃんが主人公を通してロックを知り、一廉のロックンローラーとして開花していきます。

この作品のオススメポイントとしては、とにかく作者の音楽オタクが全面に出ているところです。QueenやBeatlesなどの洋楽や邦ロックが物語の芯となり、物語を回しています。自然と作中に出てくる曲が聴きたくなる話運びは見事で、タイトル曲を聴いた後に読み直すと解像度が上がり、より楽しめる仕組みになっています。
私個人としては、タイトル曲を流しながら読むと没入感が上がるのでオススメです。

ぼっちの兄もまたぼっち(小説)

この作品の主人公は、ぼっちちゃんの兄という立ち位置です。オリ主モノだとぼっちちゃんは幼馴染やら兄やら弟やら叔父さんやら生えて大変ですね。

この兄は、ある理由から『魔王』と畏れられています。なんでかというと目を合わせると相手が気絶するからです。最初のいくつかの描写を見たときは「冗談か????」と思ったのですが、作中のみんなも「冗談か????」って思ってました。そりゃそうじゃ。

そんな彼が結束バンドを通して自分に向き合い、そんな彼と交流する結束バンドの関係性が良いなぁ、と思いオススメします。

俺の姉貴はやべーヤツ(小説)

この作品の主人公は、山田リョウの弟という立ち位置です。
これは設定の妙だと感じているのですが、それはなぜかと言うと結束バンド全員と関係性を持ちつつぼっちちゃんをヒロインにしやすいからです。ぼっちちゃん以外のメンバーは山田リョウを軸に関係性ができているので、その弟とすることで必然的な関係性が生まれます。おまけにだらけがちな姉を持っているが故に世話焼きで、ぼっちちゃんの面倒臭さに適応できる素質も持っています。
そして、ぼっちちゃんに適応できるということは大槻ヨヨコに適応できるということで、この作品はこの二人が主人公とどういった恋愛模様を展開するのかという楽しみが生まれるわけですね。

そして大槻ヨヨコと関係性が早くに結べることで起きる大きな変化。それが結束バンドの爆速成長です。
RTAかと思うほど成長していく姿にぽいずん☆やみも涙目。

最後に

実際のところオリ主部門は他にもオススメがありましたが、全部載せると長くなりそうなので厳選3作品に絞りました。
そもそも私はオリ主二次創作から創作者として始まったので、この界隈は思い出深いんですよね。

この中に1つでも刺さるものがあれば幸いです。
それでは。