『ミト研活動記録』のザックリとした設定について

私が自作掲載サイトで連載していた『超独自解釈! ミト研活動記録!』シリーズですが、これはフォロイーの方々によって生み出された『#水戸健太郎アニメ』を下敷きにして展開されています。とはいえ、そもそも私がイメージした物語舞台が神椿市ではないため、準拠しているわけではありません。
そこで、現在脳内にあるイメージをすべてここに吐き出そうと思います。
一応、ネタバレを含みますので興味があれば上記リンクからご一読ください。

舞台設定

港湾にほど近い地方都市をイメージしています。背後には山裾が広がるような感じで、所長が最初に戦っていたのは港湾近くのコンテナ倉庫、第5話に登場する廃墟は山の中腹にあるホテル跡です。コンテナ倉庫って何故か戦場にしやすい先入観がありますよね。
第4話に登場するお墓は3つほど県境を跨いだところにあるので、実は結構遠出をしています。あとラルゼが入った喫茶店は逆メニュー詐欺をすることで有名ですが、描写として関係ないので省きました。

ミートボール研究会

水戸健太郎さん当人がぼかしているので、これは完全に独自解釈しています。

たこ焼き屋なのは原作からそのまま流用し、ではなぜ『ミートボール』を研究するのか? という部分に着目しました。ミートボールは直訳すれば食用肉の球ですが、それが本当にその意味なのかは疑問が残ります。
そこで、その肉塊が所長にかかわるものという仮説を立て、考えを進めました。そして最終的に、『人体の培養などによる複製研究』という結論に達し、今作での立ち位置を創作しました。
この成果を欲しがるものを排除していくうちに外部の軍事機関などと接触を持ち、そこの後ろ暗い依頼をこなしていくうちに現在の立ち位置になったのだろうと考察しています。

人体の培養研究を結果的に何に活かそうとしているのかは判然としませんが、この世界における所長が何らかの理由で人体を複製しようとしていることは確かです。

登場人物設定

一部のセリフからモチーフを取っていますが、原則として私の創作です。

水戸健太郎

『ミートボール研究会』の研究所の長を務めています。
身体がやたらと頑丈で、死ぬとどこからともなく現れます。痛覚がないかのように振る舞い、戦いにおいてはその特性をもって相手を心理的に追い詰め術中にはめる頭脳戦を展開するらしいのですが、残念ながら筆者が頭脳戦を書けないため出番は少なめです。それ以外では、耐久性を活かした持久戦も得意とします。
表稼業の影響でたこ焼きを作るのが上手く、昼飯を考えるのが面倒になるとたこ焼きを作ってラルゼの不興を買います。

出会った当初のラルゼとは丁寧に接しますが、徐々に打ち解けてきて乱暴な物言いも増えました。
気を許している相手は少なく、最初期のラルゼには内心で警戒していました。お墓での一件以降は完全に気を許しています。
ラルゼの姉とは以前に交流があり、彼女の死は彼にとって大きな傷となりました。

木下ラルゼ

『ミートボール研究会』の研究員で、後に所長助手に転属になりました。
本作において唯一、当人が戦闘能力を持ちません。戦いにおいてはココと常に行動し、彼女の指揮者として動きます。

たこ焼き屋の前で倒れていたところを所長に拾われ、以降は表稼業と裏稼業の両方で彼を支えています。
しかし、そもそも彼女は所長を仇として探し回っており、倒れていたのも偶然でした。それ以降は復讐する機会を窺っています。

所長は仇ですが、戦いにおいては私情を捨て連携できる冷静さを持ち合わせています。また機会を窺っていたためか所長の行動を読むことに長けており、戦いでの連携や私生活での意思疎通に活かされています。

ココ

『ミートボール研究会』の初期から所属している謎の獣耳人型生命体。所長以外に詳細を知る者はおらず、言葉を発さず彼にのみ凶暴性を発揮します。
反対にラルゼに対しては非常に懐き、彼女の言葉であれば一も二もなく実行に移すほどです。

主要任務はラルゼ指揮下での戦闘行動です。
所長とは異なり肉弾戦による短期決着を得意とし、全力を出せば転移じみた移動を行なって対象を確殺することができます。

ラルゼの姉

所長と交流し、一時期は研究会に属していたとも言われる女性です。
特殊な能力を持たない一般人ですが、一般人としてはあまりに高水準な技能を有する『天才』でした。
後に死亡が伝えられましたが遺体は見つかっておらず、葬儀は空っぽの棺で行われたと言われます。